フリーランスからみた「THE TEAM」の使い方

コンサルティング

こんにちは、ほんちゃん(@hmasa70)です。

NewsPicks Bookの「THE TEAM」という本を読みました。

これからのチームづくりの全体像を俯瞰するには最適な教科書です。

なぜボクがこの本を読んだのかというと、フリーランスのチームづくりに興味があったから。

これからフリーランス同士でチームを組んだ仕事も行うケースも出てきそうです。

せっかくなのでこの本の内容を踏まえて、自分ならどんなチームづくりを行うかを考えてみました。

フリーランスのチームづくりに興味ある人は参考にしてください。

チームのミッション(目標)の共有

現在、ボクはフリーランスとして地域づくりのコンサルタントをしています。

まちづくりでは、具体的な事業や専門外の相談も多く受けます。

そのため、いろんな職能のチームやネットワークがほしい。

実際に、映像やデザインのディレクターの仲間と活動をはじめていたりします。

それぞれが個々にプロフェッショナルなので、チームでは何を目標に設定するかが重要です。

この本ではチームの目標設定として、意義目標、成果目標、行動目標の3つの目標設定が紹介されています。

内容メリットデメリット
意義目標最終的に実現したい抽象的な目標大胆な発想が生まれやすい行動が不明確
成果目標数字など具体的な成果を示したもの行動しやすい
発想が出やすい
大胆な発想が生まれにくい
行動目標具体的に取り組むべき方向性を示したもの行動に直結する発想が出にくい

フリーランス同士のチームで重要なのは、やはり意義目標でしょう。

成果目標や行動目標は組織内のチームと相性がよさそうです。

フリーランスはもともと自由人なので、「なぜ集まるのか」という意義の共有が一番大切。

逆に意義さえ共有できれば、勝手に動き出すメンバーです。

意義の共有が中途半端だと、活動が分散したり、求心力がなくなります。

ただ社会の変化は激しいので、定期的に意義を見直したり、メンバーの再構築なども組み込んでいく必要がありそうです。

フリーランスのチームの人選

フリーランスの場合、意義目標を立てる以前にそれぞれの哲学に共感しあえるかが重要な要素だと思います。

ボクの場合だと、社会的な意義を感じるとボランティア的にも事業に関わったりします。

ビジネス最優先で考えている人とは、チームを組むことはなかなか難しい。

どうしても譲れない方針はそれぞれあるので、チームに誘ったり、組む前に相性の見極めがいります。

とはいえ、そこまで深く相手を知らないことも多いのが現実。

複数の仲間がいれば、一部のメンバーとは合わないケースも出てきます。

そのためチームの外で、事業パートナーという形で手伝ってもらうこともありかもしれません。

相性がよければ、後からチームに誘えばいいわけです。

ただ、そうしたパートナーの人たちについても、個人同士の線的な関係から面的な関係に深めておきたいもの。

チームのメンバーとも仲良い方が、より動きやすさが高まるからです。

そういう意味では、パートナーはチームの予備軍であり、新しいチームを組むための基礎や土台にもなりえます。

パートナーを含めたメンバーの関係性を深めるための場づくりを丁寧に構築する必要性を感じています。

チームの意思決定をどう考えるか

「THE TEAM」では、チームのタイプとして以下の4つが紹介されています。

タイプ特徴
サッカー型アプリ開発チーム環境変化(大)
人材の連携(大)
野球型飲食店店舗スタッフ環境変化(小)
人材の連携(大)
柔道団体戦型保険営業チーム環境変化(大)
人材の連携(小)
駅伝型工場生産チーム環境変化(小)
人材の連携(小)

従来型の工場のような組織は、フリーランスのチームには非現実的。

アプリ開発のように、激しい変化に対応できるサッカー型のチームがほとんどでしょう。

そこで重要になるのが意思決定をどうやって行うかです。

リーダーが決断するのは当たり前。

問題は、メンバーがリーダーに意思決定の変更を促す場合です。

なかなか集まれなかったりして、SNSなどのオンラインで意思決定を行わないといけないケースも出てきます。

細やかな意思疎通が行えないため、認識のズレが生じることも。

そのためには、どれだけ信頼関係や人間関係を事前に築いておくかが大事。

特にボクの場合は周りに年下の仲間が多いので、コミュニケーションに負担やストレスがかからないよう気を使います。

情報が入らなくなることが、一番困るからです。

性別や年齢など関係なくフラットに。

でも遠慮なく意見をぶつけあえる関係づくりをしたいといつも思っています。

チームのモチベーションをどうするか

フリーランス同士のチームの場合、楽しいからやるというのがベース。

モチベーションが下がれば止めるというのが、基本的なスタンスだと思います。

ただ、楽しいからといって無理をしすぎると、特定のメンバーの負担が偏ったりして長続きしません。

また、不参加が続いたりすると、メンバーの仲間意識も下がります。

本にも書いてありましたが、チームのメンバーは少人数の方がよさそうです。

テーマに応じてチームを分けたり、無目的でも定期的に集まって一体感を生み出すなどの仕込みがいるなと感じました。

さいごに

フリーランスになって、企業から相談を受けることが増えました。

ただ、自分の専門外でわからないこともあります。

その際に人を紹介するだけでなく、なんらかの形でプロジェクトに関わりたいと思うケースもあります。

フリーランス同士でチームを組み、お互いの不得意分野を補完すれば、そうした仕事も受けられるケースが出てきそうです。

また、フリーランス1人では雇用は難しくても、チームだとサポートスタッフを年間を通じて雇えるかもしれません。

多能工の集まりなので、自分が興味をもつ仕事を発見する場にもなりうります。

フリーランスのチームでは、新たな仕事をつくるだけでなく、人を育てるという機能も付加できればと思っています。