こんにちは、ほんちゃん(@hmasa70)です。
地域フリーランスをしていると、地域での働き方の相談をよく受けます。
ボク自身は地域づくり活動をライフワークで行いながら、その経験や知見を企業や自治体にコンサルティングを行うモデル。
これまでの実績やネットワークのおかげで仕事をいただいています。
正直いうと、地域起こし協力隊のような地方移住者の働き方のモデルになりません。
むしろ地域で持続的に働くには副業的な仕事をいくつか組み合わせる働き方が向いています。
とはいえ、自ら事業モデルを開拓するのは非常に難しい……。
素直に、実際に副業的に働いている人から学ぶのが一番です。
ボクが取材した記事の中から、地域で実現できる副業モデルをまとめてみました。
最初に紹介するのが、空き家のサブリース。
長期的に安定収入を得られるストックビジネスとして副業に最適です。
地方では空き家が増加していますが、資産としてうまく活用できていません。
空き家の活用と移住促進という地域課題を同時に解決できる事業モデルです。
ただ、空き家を見つけることがなかなか難しいハードル。
持ち主が売却希望だったり、改修コストがかかりすぎるなど、理想的な物件はなかなか出てきません。
そのため、一般的な不動産会社はほとんど手を出さないニッチなビジネスです。
副業の場合は1軒でもよいので、地域で物件を探すよりは、知り合いを通じて空き家を探した方が早いかも。
自分が日々通える範囲の物件を見つけ、まずは1つ実績をつくる。
その信頼が他の物件への紹介につながるはずです。
昔は、山主に変わって森林の管理を行う山守(やまもり)という仕事があったそうです。
自伐型林業はその現代版。
地域では放置された森林も多く、特に集落に近い里山の管理が課題になっています。
少額投資で小規模な範囲を管理するモデルですが、技術取得などが難しかったり。
糸島林研は定期的に林業塾を開講していて、森林の基礎知識やチェンソーの使い方などを教えてくれます。
上達すれば間伐作業の手伝いなど、副業的に働けるステップアップの場も。
夏場はサーフィン関係の仕事をしながら、冬場は間伐という働き方をしている人もいます。
1人ではなく仲間と一緒に仕事をするので、地元の農家とも仲良くなったり。
期間が限られる仕事ですが、地域に通いながら関われる仕事です。
発芽にんにくは、空き部屋を活用できる副業向きのビジネス。
おもやいファームさんは、もともとハウスで栽培していたそうですが、温度管理が難しかったそうです。
匂いもほとんどないので、マンションの一室でも栽培できるのだとか。
水耕栽培なので温度管理さえできれば、簡単につくることができます。
問題は販路の確保。
おもやいファームは生産技術とブランドの提供までなので、販路は独自に確保しないといけません。
とはいえ、自前で飲食店などを営業先を開拓してまわるのはなかなか大変。
そこでボクが考えているのが直売所での販売です。
今、直売所の多くが生産者や商品確保に苦労しています。
販売手数料はかかりますが、営業や販売の手間はかかりません。
大消費地に近い地域では、かなりビジネスチャンスがあると思います。
住宅宿泊事業法が制定され、住宅の用途を変えずに宿泊事業をはじめやすくなりました。
とはいえ、一般の人にはハードルが高く、参入は増えていないようです。
逆にいえば、市場はまだまだあるということ。
実際に最近民泊をはじめた友人に聞いても、余地はありそうです。
ハードルを下げるのにオススメなのが、ゲストハウス開業合宿。
ここに参加すると、全国各地から民泊やゲストハウスの開業を志す仲間が集まります。
参加者の半数以上が開業している実践的な合宿です。
ボクがオススメする理由は、事業計画や資金などのノウハウ以上に仲間たちから刺激を受けること。
ボクの同期もすでに2人ほど開業したので、自分も早くはじめたい!と元気をもらえます。
同期が開業したゲストハウスの記事はこちら。事業をガッツリというより、ライフワークとして運営しています。
さいごにブログも副業の一つ。
ボクは主にコンサルティングを行っているので、ノウハウや知見をブログにストック化しています。
サイト自体の収益もありますが、ブログを通じて仕事や講演依頼もあり、現業との相性効果がかなり高め。
他のビジネスとの組み合わせが良いのもブログの魅力です。
とはいえ、向き不向きはあります。
ブログを続けるには、地味なことをコツコツと行える根気さが必修。
それは他の副業にもいえるかもしれません。
稼ぐことより、まずは自分自身や仕事との相性のよい副業を見つけてください。