地域交流・体験

福吉産業まつりに体験農園ブースを出店

産業まつりに参加するではなく、出店する

「福吉産業まつりに参加しませんか?」

体験農園を一緒に手伝っている井口さんからこの言葉を聞いたとき、最初は地元の祭りに遊びに来ませんか、という意味だと思っていました。

その後、よく聞くと体験農園として1ブースを借りて、余った農作物を使って加工品などを販売しませんかという話。

祭りまで時間がない上、仕事のスケジュールも厳しかったので、正直無理なのではないかと思っていました。

しかし、畑の参加者の方々がクッキーやハリネズミのスイートポテトなどを準備していただき、井口さんもさつまいもオレを準備するなど、それぞれができる範囲で協力しあうことで、なんとか出店に間に合いました。

私も微力ながら体験農園のパネルとチラシを作成して、PRのお手伝いました。

糸島市福吉地域で2回目の農園チャレンジ

2016年6月1日

多くの人でにぎわう福吉産業まつり

福吉の地域内交流の場になっている

産業まつりは今回で17回目。

福吉地区の行政区がそれぞれブースを出していています。

内容はポン菓子をつくったり、豚汁を振る舞ったり、焼き鳥を焼いたり、採りたての野菜を販売したりとさまざまです。

祭りの収益が区の活動資金になるそうで、みなさんの売り込みも真剣です。

よく見ると行政区以外にも飲食店や企業のブースもあります。

中でもトラックに石窯を積んだピザ店は見た目にもインパクトがありました。

私たちのような体験農園もブースを出させてもらえ、隣では家具屋がまな板の販売を行うなど、実に出店者は多様でした。

福吉の海の幸、山の幸の両方が一同に集まるということで、開始時間よりもずいぶん早くからお客さんが来ていました。

地元からの参加者が多いようで、お客さんとスタッフの歓談がいたるところで見られます。

お互いのブースの商品を買い合うなど、地域住民の交流にも一役かっているようです。

野菜づくりの指導していただいている加茂さんは、マイクを握り、司会進行をしながら、議員さんたちの視察対応まで、ホスト役として動き回っていました。

改めて地域のリーダーなのだと認識させられました。

人気のあったハリネズミのスイートポテト

地元の子どもたちが自分でつくったお米を販売

地元の子どもたちも多く、自分たちで栽培したお米の販売を行う子たちもいました。

良い取り組みだと思ったので、早速、自分の子どもたちにもクッキーの販売をさせてみました。

最初は声も小さく消極的だったのですが、1個買ってくれる人が現れると、自信がついたのか次第に声も大きくなり、自ら看板もぶら下げて、次々に声をかけてまわります。

最終的には20個近くも販売してくれました。

子どもたちも貴重な体験ができ、なんだか一回り成長したようで、親としてもうれしい限りでした。

今回は、さつまいもしか出せませんでしたが、来年はもう少し準備をして、出品のバリエーションを増やせたらいいなと思います。

子どもたちの売り子体験。このときはまだ消極的でした

ほんちゃん(本田正明)

地方生まれ、地方育ちの40代子育てフリーランス。都市計画の専門家ですが、地場企業や大学、自治体と公民学連携プロジェクトに携わっています。学生たちと農漁村での地域づくりやソーシャルビジネスを展開中。フィールドワーク大好き。福岡県糸島市在住。九州産業大学非常勤講師。

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