2025年5月10日に九州産業大学のオープンイノベーションセンター(以下OIC)で、スタートアップウィークエンド新宮町(以下、SW新宮町)と私の「コミュニティビジネス論」のコラボイベントを実施したので、ご紹介します。
始まりは新宮CoCoスクエアの平井さんからの相談
新宮CoCoスクエアを運営する平井さんから、「SW新宮町やるから責任者と話聞いてくれん?」
と連絡があったのは、去年の12月のこと
「ピッチ」や「オーガナイザー」などの横文字にビビりながら、IT企業と勘違いされていないかと内心焦りました。
実際に話を聞いてみると、身近な社会問題をテーマにしていたり、中学生が参加するなど、ソーシャルビジネスにも近い感じ。
それならお手伝いできそうということで、九産大でもプレイベントを開催することになりました。


スタートアップウィークエンドとはなんぞや
私と一緒にプレイベントを担当することになった久保さんは、まだ22歳。
アメリカの大学に籍を置いたままの学生なんだそう。
WEB制作やDXなどで個人で仕事を受けていたり、会社の執行役員までしています。
すごい子がいるもんです。

SWのことを知らないので聞いてみると、「ルールがほとんどないです」とのこと。
ハッカソンのように金土日の3日間でアイディアを出しあい、起業の企画を立ち上げるのですが、2日目は市場調査で誰も会場からいなくなることもあるそうです。
期間中に京都への弾丸ツアーを実施したツワモノたちもいるのだとか。
アメリカで生まれ、日本でも91都市で開催されるまでになったイベントですが、運営がボランティアで続けられていることも驚きでした。
参加料はほとんどすべて食事代なのも納得。
初日の夜は「ピザパーティー」からスタートするのがなんともアメリカ発祥っぽいなーと感じました。

場がアイディアを生み出す
プレイベント当日は、ほとんどのオーガナイザー(主催者)たちがOICを初めて訪問。
「いい場所ですねー!」と褒められると、関係がないのに悪い気はしません。
「社会人と学生が交流するピザパーティーを企画しましょうよ!」
「九産大に高校OBも多いから、高校生と話させたいですね」
などとアイディアがすぐに出てくるあたりは、さすが起業イベント。
会場には、授業を受けている学生以外の学生や一般の方々も参加してくれて、40人を超える盛況ぶりでした。
プレイベントは盛りだくさんすぎた
イベントでは、オーガナイザーの糸川さんから身近なビジネス事例として「チョコザップ」を紹介。
観光学科の学生にがっつりビジネスの話は伝わるかなーと心配でしたが、話が面白くてまったくの杞憂でした。
SWへの参加がきっかけで起業した中山さんからは、事業の内容ではなく起業までの葛藤を中心に自分を見つめることの大切さについてのお話。
学生が現在抱えているだろう悩みに寄り添ってくれていて、これから就活が始まる3年生に刺さったと思います。


最後は、私がモデレーターのトークセッション。
平井さん、中山さん、久保さんと兼業や複業など多様な働き方について熱く語りました。
特に「週2正社員」という考えはインパクトが強かったようです。
感想のアンケートでも興味を持った学生が多くいました。
ちょっと内容を盛り込みすぎかなと思いましたが、反応が良かったのでホッとしています。

本番は6月20日から。最後のプレイベントも
最後に私が主催側ということでゼミ生が2人、プレイベントの司会を担当してくれました。
「緊張する!」とか言いながら、きっちりと仕事をしてくれました。
こうした経験を積めるのも起業体験イベントのいいところですね。

起業は関係ないと思っていたけど、ちょっと気になってきたという人は、ぜひ5月25日(日)のプレイベントに参加ください。
SW新宮町についてさらに詳しい説明やアイデアの発想法を教えてくれるそうです。

もう、6月20日からのSW新宮町に参加したいと思った人は、こちらから参加をお願いします。
