地域づくりフリーランスの1年を振り返る

大木町の掘割清掃の様子 フリーランス

こんにちは、ほんちゃん (@hmasa70) です。

フリーランスになって、あっという間に1年が過ぎました。

当時の心境を忘れないために、独立後1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月とブログを書いてきました。

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読み返してみると、1年間で自分の考え方もかなり変化しています。

今回はオンラインメディアの活用について振り返りたいと思います。

ネットの活用は地方でフリーランスという働き方には欠かせないので、参考にしてください。

ブログとTwitterとはじめる

独立前のボクは、ネットメディアはFacebookぐらいしか日常的に使っていません。

前の事務所も小さかったので、自分で営業しないと食い扶持がなくなる危機感はありました。

とはいえ個人事業主になると、自分しかおらず、信用もないので外回り営業をする時間も効果もほとんどありません。

お金をかけず、いつでも営業してくれるオンラインメディアの活用は当然の帰結でした。

実際にボクが運用しているメディアは、以下の3つ。

目的 イメージ
Twitter  マーケティング 名刺
Facebook  コミュニティ 年賀状
ブログ データベース 機関紙

Twitterは、初めてあった人へ渡す名刺ぐらいのイメージです。

Facebookは今後も連絡を取り続けたい人とのコミュニケーションツールとして、近況を報告する感じ。

ブログが仕事関連の情報や意見を発信する機関紙のような位置づけです。

最初から棲み分けて使っていたわけではなく、運用する過程でなんとなく整理されました。

Twitterはマーケティングツール

Twitterは登録自体は2010年ですが、まったく活用できていませんでした。

独立当初はフォロワーも54人とほんと少ない(笑)

1年間運用してみて、ようやく使い方がわかってきたというのが本音です。

(とはいえ、フォロワーは300人程度ですが…。)

最初のころは、地域づくりに困っている自治体職員をイメージして情報発信をしていました。

単純にこれまでの実績のあるクライアントがイメージしやすかったからです。

でも実際に反応が多かったのは、 出版系のメディアや地場企業、地域おこし協力隊の人たち。

行政の言葉をどう読み解けばいいのか、自治体や地域コミュニティとの向き合い方やこれからの仕事の方向性を模索しているようでした。

行政や自治体の考え方やロジックは、民間側にもニーズがあると教えられたのがTwitterでした。

それ以降、ブログを書く際にエッセンスを発信して反応をみたり、マーケティングツールとして活用しています。

Facebookは年賀状

Twitterで知り合い、実際に会ったり、仲良くなる人もいますが、仕事には正直つながっていません。

仕事の相談が一番多いのは、Facebookです。

つまり、リアルな知り合いからの相談が多いのが現実。

ただ、これまで友人向けにプライベートな情報しか発信してこなかったので、仕事のツールに切り替えるのは難しい。

なので、 ボクは「年賀状」と位置づけて、 プライベートと仕事の両方に共通する話題を投稿するようにしています。

関係が疎遠にならないためのコミュニケーションツールです。

もう一つの使い方はオンラインサロン。

現在加入しているのは、宇野常寛さんのPLANETSCLUBです。

東急電鉄のエリアマネジメントだったり、グランドレベルの田中元子さんの喫茶ランドリーの取り組みなど、福岡や糸島ではなかなか聞けない話に刺激を受けています。

PLANETSCLUBの宇野常寛さんの写真

ブログは機関紙

以前いた事務所が営業ツールとして機関紙を発行していました。

定期的に記事を書く習慣があったので、スムーズにブログを始められたのはとてもラッキーでした。

地域づくりの活動紹介やフリーランスの働き方、地域の暮らし方などを 月3~4本のペースで書いています。

独立前から続けているので100記事近くになります。

ただ地域づくりはニッチなテーマなので、PVはそんなに伸びていません。

月々のサーバー代を稼げるぐらいです。

でもアクセスが伸びたり、収入につながるというのは続けるモチベーションになります。

意外だったのは、息抜きで書いていたエビ釣りやマテ貝掘りなどのアウトドアの記事のアクセスが多いこと。

地方での遊び方や暮らし方にファミリー層の関心が高いことに気づけたのも一つの収穫でした。

仕事の開拓について

1年間、オンラインメディアを活用してみた感想をまとめたいと思います。

1.すぐに仕事にはつながらない

取り組み当初は認知度の低さもあるし、地域づくりというテーマもニッチなので、仕事どころか見てもらうにも一苦労です。

中長期的な種まきと位置づけて、地道にやるしかありません。

とはいえ、まったく相談がないわけでもなくて……。

自分の思いを発信していると、共感レベルの高い人からコンタクトをいただけるのでありがたいです。

2.情報は発信し続けることが大事

ボクの場合、仕事の相談はほとんど知り合いからです。

でも、ネットで知り合った人だったり、知り合いがネットでボクの取り組みを知って相談にくるケースもあります。

大学の講師依頼は、もともと知り合いの学部長がブログで糸島の甘夏プロジェクトを見てくれたのがきっかけです。

どこで誰が見てくれるか分からないので、ネットで発信し続けること、関係を保つことは大事だなと思います。

3.稼ぎだけではなく、コンテンツとしての価値

正直いうと、甘夏プロジェクトや大学の講師はあまり稼ぎにはなりません。

なぜやっているかというと、楽しいというのもありますが、コンテンツになるからです。

普段、ボクの請け負う業務は企業相手が多く、守秘義務が発生します。

ブログなどで踏み込んだ内容の発信ができません。

地域づくりの活動は、その取り組み自体が物語性があり、誰にも真似されないコンテンツになります。

大学の講義も自分の考えをまとめたり、話す内容がコンテンツにできます。

この頃はブログを書くこと自体が楽しみになったので、良いモチベーションの循環が生まれています。

おわりに

独立して1年目は、ご祝儀で仕事があるという話をよく聞きます。

そういう意味では、2年目が正念場。

継続業務だけでなく、新規の顧客も開拓していかないといけません。

受託業務だけでなく、地域に根ざしたストックビジネスの構築も準備中です。

なんとかカタチにして、ブログでも紹介できればと思います。