こんにちは、ほんちゃん(@hmasa70)です。
春はタケノコのシーズンですね。
ボクも、農家さんからおすそ分けをいただいたり、竹林管理の手伝いでおこぼれをいただいたりしてしています。
農家と仲良くなって、タケノコ掘りを一緒に体験するのはとても魅力的。
また竹林オーナーになって定期的にタケノコ掘りを体験することもできます。
そこで、糸島市のタケノコ掘りの状況を紹介したいと思います。
糸島市の竹林オーナー制度とは?
田舎では、集落ちかくの里山で竹林の侵入が深刻化しています。
杉林などにも侵食していて、もう人が足を踏み入れることができないくらいの密集具合。
昔は、集落の人たちがタケノコを取るために植えたのですが、人が減り高齢者も増え、手入れができなくなったために、放置されてしまっています。
糸島市ではそうした竹林を市民で管理しようと、2010年から竹林オーナー制度をはじめたのだそう。
宮地嶽神社(糸島市加布里付近)の麓に、40区画ぐらいが整備されています。
1区画は約250㎡ほどあり、年間1万円で借りれます。
知人も3年ぐらい前から借りており、毎年4区画ぐらいが入れ替わっているそうです。
竹林の管理は大変
もともと管理が行き届いていなかったため、オーナー制度の竹林も今でもかなりの密集しています。
ソトでは日差しがあっても竹林の中に入ると、かなり暗い状況。
竹は1年で一気に成長しますが、10年くらいでダメになるそう。
朽ちた竹は、倒さないといけません。
ボクもタケノコをもらうために、朽ちた竹の間引き作業を手伝うこともしばしば。
古くなった竹は色が違うで、簡単に見分けがつきます。
軽いので切り倒す作業も一人で可能。
4人で30分ほどバッサバッサ切り倒したら、結構な量になりました。
写真の状態でも、まだまだ竹が多すぎるそうで、半分以下の密度に間引かないといけないそう。
タケノコは毎年出ますが、竹も更新しないといけないので、何本かは竹として残すのだとか。
作業と収穫量を考えると年会費1万円って結構高いかも。
参加者は家族での収穫体験だとか、お金以外の価値を見出さしているみたいです。
タケノコって種類で取れる時期が違う
話は変わりますが、タケノコって種類があることをご存知ですか?
一番よくみるオーソドックスなのはモウソウチク(孟宗竹)ですね。
4月から5月にかけてよく見かける、大きくてボリュームのあるやつです。
それ以外にもマダケやハチクといったタケノコがあります。
マタケはちょっと細い竹で、5月から6月にかけて取れます。
糸島は、どのタケノコも取れるので、ほんとに食材が豊富な土地柄です。
体験農園のイベントでタケノコを食べる
以前、体験農園のイベントでマタケ取りをしたことがあります。
マダケの場合、結構青くなっても大丈夫なんだそう。
確かに柔らかいんですが、皮を剥くと見た目はほとんど竹です……。
これを水を沸かした大釜の上で輪切りにして、放り込んでいきます。
おばちゃんたちが包丁片手にスパスパ、タケノコを切って鍋に入れる姿はなかなかワイルドでした。
包丁で簡単に切れない部分は捨てるという感じです。
[su_box title="あわせて読みたい" box_color="#fa9511"] [/su_box]味付けは醤油や砂糖やみりん。水分がなくなるまで炊いていきます。
分量は醤油を1リットル、砂糖もみりんもあるだけ入れたりとなかなかのアバウトさ(笑)
「ちょっと醤油が多かけん、タケノコをたさんね」
という感じで、どんどん量が増えていきます。
参加者は15人くらいいましたが、正直誰が食べるんやろ?というくらいの量です。
誰も味見をしないので、どんな味になるのかと思いましたが、そこは慣れたもの。
できあがった煮物は、甘辛くてめちゃくちゃうまい!お酒にもよく合いました。
先っぽの柔らかい部分より、根元の固い部分の方が特に美味しかったです。
正直、モウソウチクよりマダケの方がボクは好みかな。
さいごに
竹林オーナー制度の林でも、場所によってはマダケも生えています。
どの区画を借りられるかは、そのときの空き状況によるそうです。
ボクは、農家さんなどとのお付き合いが多いので、毎年のようにタケノコをいただく機会に恵まれるのですが、一般の人はなかなか難しかったりします。
タケノコ好きであれば、竹林オーナー制度を活用するのも手かもしれません。