こんにちは、ほんちゃん(@hmasa70)です。
ボクが糸島に移住してからもう20年近く。
地域に溶け込もうといろんな活動に参加したり、立ち上げたりしてきました。
その中でも一番長く続いているのが、実は菜園での野菜づくりです。
とはいえ、自分で始めたのではなく、仲間に誘ってもらった方なのですが……。
野菜の作り方などにこだわりがないタイプなので、仲間との作業分担が性に合っていたのかもしれません。
周りをみても仲間と一緒に野菜づくりをしているは珍しいケースのよう。
気楽に気長に続けられる取り組みとして記事にしてみました。
菜園や農園での野菜づくりに興味ある人の参考になれば、さいわいです。
仲間での菜園づくりのきっかけ
そもそも菜園づくりに誘われたのは、商工会活動がきっかけ。
ボクは糸島に移住した際、地元の地域活動に関わりたいと思い、仕事場は福岡市なのに糸島市の商工会に入っていました。
まあ、最初は夏祭りの焼きそばを焼いたり、イルミネーションの設営の作業を手伝ったり。
数年関わっていると、相性や仲のいい人たちも出てきます。
ある会合の後の打ち上げで、仲間数人で畑をしているから参加しないかと声をかけられました。
よく聞いてみると、もともとは飲み会が好きな仲間の集まり。
逆に飲み会をしすぎて話題もまんねりなので、畑を始めたという話でした。
住宅地のど真ん中にある菜園
菜園の場所は、自宅から徒歩10分ほど離れた住宅地のど真ん中。
本当に農園があるのか心配して訪れてみると、もくもくと作業をしてるメンバーが6人。
ガス屋に自転車屋、フリーランスの建築士と自治体職員と異業種の人ばかりです。
周りが住宅地なので、周辺の住宅に迷惑をかけないよう草狩りをすることを条件に借りているのだとか。
面積でいうと150㎡以上あるので、6人でも十分な広さです。
ボクら以外にも数人が同じように畑を借りていました。
周りの人たちは、仕事をリタイヤして悠々自適に個人で菜園を楽しんでいる人が多いみたいです。
菜園の役割分担
途中参加なので、どういう経緯で決まったかはわかりませんが、メンバーには役割があります。
ボクは畑の作業日の調整係。
メンバーは皆仕事があるので、基本的に作業は日曜の早朝です。
ですが連休であったり天候不良の場合は、別日を調整することになります。
他にも飲み会の調整係、会計係、育苗係なんかもあります。
以前は畑の生育状況を記録する係もあったのですが、いつの間にかなくなりました。
日々の畑作業自体は、特に役割はなく、みんな好き勝手に除草だったり、収穫をしています。
とはいえ、自分が植えた野菜は最後まで責任を持っている感じです。
野菜づくりにおける飲み会の役割
週1回の畑作業と合わせて、月1回の例会(飲み会)がルール。
もともと、飲み会から生まれた活動なので、畑よりも例会が重要だったりします。
飲み代を多めに集めて、それを種苗代や肥料代などの原資に。
以前は、作付計画も例会で考えていました。
植えてみたい新品種をカタログを見ながら議論するわけです。
でも、最近は畑の空き具合をみながら、その都度考えるようになりました。
菜園の楽しみ
菜園の醍醐味といえば、なんといっても収穫祭。
夏野菜たっぷりのバーベキューと秋の芋煮会は定番になっています。
菜園を紹介してくれた飲食店の仲間の店先でいつもにぎやかにさわいでいます。
他にもさつまいもやじゃがいも、ジャンボピーナッツの収穫は、子どもたちも参加するイベントになっています。
ボクの息子もここ数年はバーベキューの常連になり、作業を手伝ってくれるようになりました。
仲間と一緒に菜園をするメリット
ボクはだいたい、めんどうくさがりな質(たち)です。
週末に雨が続いて、草が伸び放題になったりすると、すぐにめげます。
でも、仲間がいることで続けられているように思います。
みんな仕事があるので、皆勤は難しいのですが、誰かが参加してくれることで、畑は維持できます。
夏場の水やりも時間の融通が効く人が適度に交代して行ったり、きゅうりなどが肥大化しすぎる前に収穫したり。
どうしても除草が間に合わない部分は農薬を使うなど、ストイックにがんばりすぎないことも大事です。
有機だったり、無農薬などの野菜づくりにこだわりすぎないのも続く要因かもしれません。
最近は畑だけにとどまらず、釣り好きな仲間の漁業部(3人)や山林部(3人+外部メンバー)などの活動も生まれています。
さいごに
とはいえ、仲間との野菜づくりに向かない人もいます。
ボクの後にも誘われて何回か参加した人はいましたが、定着しませんでした。
日曜日の早朝に定期的に参加しつづけるのは、案外大変なのかもしれません。
特に子育て世代は、週末にイベントや行事も多くなりがち。
一人や一家族では、野菜づくりに興味はあっても、なかなか畑を借りようという気までになりません。
そんなときに、子どもの世代がずれていたり、働き方の異なる仲間がいれば、続くかもしれません。
農園によっては、複数の家族の利用もできるところもあります。
興味ある方は、仲間と一緒に野菜づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。